「印刷物=配って終わり」ではもったいない!意外な活用法で、名刺・チラシ・パンフレットは販促ツールとしてもっと大きな力を発揮します。本記事では、その活用法を事例を交えて紹介します。
もくじ
はじめに
私たちの元にはよく、「チラシを配っても反応がない」「名刺を交換しただけで終わってしまう」といった声が届きます。「印刷物=配って終わり」「単なる紙媒体」と捉えずにちょっとした工夫や使い方の見直しをすることで、印刷物は“販促ツール”としてもっと力を発揮してくれるのです。今回は、名刺・チラシ・パンフレットという代表的な印刷物に焦点を当て「そんな使い方があったのか!」という活用法をご紹介します。
名刺は小さな売り込みツール
名刺は単なる自己紹介や連絡先交換のための紙ではありません。限られたスペースだからこそ、自分や自社の強みを端的に伝えるチャンスです。特に、
・相手に興味を持ってもらうこと
・次のアクションにつなげること
を意識して設計することで、営業ツールとしての名刺の価値は大きく変わってきます。例えば、裏面にサービスの簡単な紹介やQRコードでの事例紹介ページリンクなどを載せたり、割引券など名刺以外の機能をもたせたりすることで相手に強い印象を残し、名刺交換の先へとつなげることができます。
事例①:建築業者の名刺裏に施工事例のQRコードを掲載した
→初対面の顧客にも「この会社に頼むとこんな家が建つのか」と具体的なイメージを持ってもらうと共に安心感を与え、商談のきっかけづくりに成功した。
事例②:美容師の名刺を「指名・紹介10%OFFクーポン」として利用できるようにした
→名刺を配るだけでなく“使える”ツールにしたことで、リピーター率と新規顧客獲得数が大幅に増加し、集客の好循環が生まれた。
思わず手に取りたくなるチラシって?
チラシを「情報を伝達するための紙媒体」だけに使っていませんか?実はチラシは、情報を伝えるだけででなく受け取った瞬間に印象を与えるツールでもあります。つまり、内容以前に「目を引く」「気になる」と思わせる設計が重要です。形状や触感、機能性などチラシそのものに工夫を凝らして記憶に残る一枚にすることで、チラシの効果は格段に高まります。
事例①:スイーツ店のオープン告知チラシを三角形でデザイン
→ケーキの形を模したデザインが話題となり、若い女性を中心に多くの来店者を獲得した。Instagramを中心としたSNSで拡散されるという効果もあった。
事例②:ハウスメーカーのイベント告知チラシに簡単なぬり絵を掲載し、完成したものをイベント当日持参すると特典がもらえる仕掛けをした
→親子で楽しめる要素を盛り込んだことで、メインターゲットであるファミリー層の興味を引き来場率が増加した。特に小さな子ども連れの参加が目立ちイベント会場のにぎわい作りにもつながった。
パンフレットは強力なリマインダーになる
パンフレットは主に展示会や商談の場でお客様に対して渡すもので、持ち帰った後も手元に残ることで「思い出してもらう」役割を果たします。なぜなら、紙媒体であるパンフレットには
・デジタルとは違い手元に残る
・デザインや構成次第で読む気を引き出すことができる
・繰り返し見ることで好印象が定着する
という特長があるからです。説明の補足ではなく「時間をおいて再訪を促すツール」として機能させることで、その価値が大きく変化します。
事例①:介護事業所が見学者向けに施設紹介パンフレットを配布
→介護施設の見学時に、料金体系や一日の流れ、スタッフ紹介などをまとめたパンフレットを手渡しすると、数週間後に検討していた家族から「やっぱり丁寧だったから」との理由で問い合わせが入った。見学後の成約率が向上し、説明の一貫性と、時間をおいての“再想起”に効果を発揮した。
事例②:機械部品メーカーが展示会で配布した「納入事例付きパンフレット」
→業界別に納入事例を掲載したパンフレットを用意し、対象企業とマッチ度の高いものを選んで配布した。その際、「御社と同じ業界の実績をまとめたものです」と一言添えることで、説得力と信頼感が増し、展示会後の見積依頼が増加した。
まとめ
「名刺は配って終わり」「チラシは撒いて反応を待つ」そんなふうに考えていたら、ちょっともったいないかもしれません。紙の強みは、じっくり読まれること、手元に残ること、そして何度も目に入ることです。この特長を活かすには、誰が、いつ、どこで見るのかまでを想定して設計・活用するのがコツです。
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