DTPの現場には、手間のかかる繰り返し作業がたくさんあります。そんな作業を、生成AIとスクリプトの力でぐっとラクにできる時代がやってきました。特別な知識がなくても、自然な言葉でAIに頼めば、作業を自動化するコードを作ってくれる、そんな毎日の「ちょっと面倒」を見直すヒントをご紹介いたします。
もくじ
はじめに
DTP制作の現場では、日々多くの繰り返し作業が発生します。Illustratorでレイヤー名を整理し、Photoshopで不要なスウォッチを削除し、入稿前にはトンボや塗り足し、カラーモードの確認を一つずつ行う――こうした細かな作業は、制作物の品質を支える大切なプロセスです。
しかしその一方で、時間や手間がかかることも事実。一度の作業は些細でも、積み重なると大きな負荷となり、見落としの原因にもなりかねません。「もっと効率よくできないか」「人の手でやる必要があるのか」――そう感じたことのある方も多いのではないでしょうか。いま、そうした現場の“改善の余地”に、新たなアプローチとして注目されているのが、「生成AI×スクリプト」です。
自然な言葉で、スクリプトが生まれる時代へ
これまでスクリプトを活用するには、ある程度のプログラミングスキルが求められました。コードを書ける人に頼む、もしくは自分で時間をかけて学ぶ――それが前提でした。
しかし近年、ChatGPTなどの生成AIの登場により、状況が大きく変わりつつあります。「指定した名前でレイヤーを自動作成したい」「特定の条件に合う画像を選択したい」など、作業内容を自然な日本語で入力するだけで、AIが実行可能なスクリプトを生成してくれるようになっています。
出力されたコードには、用途を説明するコメントが付いているため、初心者でも意味を理解しやすく、カスタマイズもしやすい。DTP業務におけるスクリプトの敷居が、ぐっと下がっているのが現状です。
自動化を超えた「考える作業」の分担
このようなAIとスクリプトの組み合わせは、実にさまざまな場面で活用できます。
・大量の商品情報をテンプレートに一括流し込み
・OCRで読み取ったテキストを整形してレイアウトに配置
・キャッチコピー案や配色パターンを複数提案・整理
単に作業を自動化するだけでなく、「どう並べるか」「どの言葉が適切か」といった思考を伴う工程にもAIが関わることで、検討プロセスそのものを効率化できます。結果として、作業の質やスピードだけでなく、アイデアの幅も広がっていくのです。
「この作業、AIでできないかな?」から始めよう
業務効率化は、大げさな改革ではなく、日常の小さな“面倒”に目を向けること。「この操作、何度も繰り返しているな」「忘れがちな確認項目があるな」――そうした気づきを出発点に、生成AIに相談するだけで、改善のきっかけが生まれます。
AIによるスクリプト生成は、人的ミスの削減、ワークフローの標準化、ナレッジの共有、そしてクリエイティブな判断への集中――現場に新たな選択肢をもたらす“頼れるパートナー”として、大きな価値を発揮します。
人がやるべきことに、もっと時間を
細かくて地味だけど、必要な作業――それをAIに任せることで、人はもっと「考えること」「作ること」「伝えること」に集中できるようになります。
スクリプトや生成AIは、単なる自動化の道具ではなく、現場で働く人の時間と意欲を取り戻すためのサポート役。やらなきゃいけない作業からやりたい仕事へ。その一歩を、AIと一緒に踏み出してみませんか?
まとめ
印刷や紙のこと、データの扱いなどで「これ、AIでできるのかな?」「ちょっと相談したいな」と思ったら、ぜひクサカ印刷所にご連絡ください。あなたの「わからない」や「やってみたい」を一緒に考え、カタチにするパートナーでありたいと思っています。
まずは、お気軽にこちらからご相談ください。
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